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土舗装の色彩計画

景観条例とは、景観と調和した環境を確保・整備し、良好な都市景観を形成することを目的として各地方自治体が定める条例です。景観法が2005年に施行されて以降、実効性・法的強制力を持つようになっています。つまり、景観計画区域内の建築等に関して届出・勧告による規制を行うとともに、必要な場合に建築物等の形態、色彩、意匠などに関する変更命令を出すことができるとされています。

では、遊歩道に関しての考え方はというと、通常、その地域の土の色にすれば、大抵の場合問題ありませんが、時々、基調色が限定されると変化に乏しく退屈に感じられることから、調和する色彩の組み合わせで調和のとれた街並みを計画されることがあります。

その場合、ジオベスト土舗装では、左のような無機顔料を使用して着色試験を行い、顔料の添加量を決めて配合しています。配合は土に直接顔料を練り込んで着色する工法です。この無機顔料は、自然環境のあらゆる条件に対して耐候性があり、毒性もありません。無機顔料の色は、ブルー、黄、緑、赤、茶、黒などがありますが、混合する土の色の影響を受けますので、必ず着色効果を確認の上、実施してください。

ジオベストの土舗装は、地域の土と混合して地域の特長を出すことが出来ますが、土らしくない土舗装が見られる中で、土に近い土の風合いを出せるという素材感=高い景観性が評価されていますので、歴史的街並みになじみます。

新しい街並みにおける色彩についても、左のような着色で変化をつけた事例もありますが、地域から遊離した色彩ではなく、地域と違和感のない色使いで地域の景観と調和を図ることが必要と考えます。