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土系舗装のカビやコケ対策

ジオベストなどの土系舗装では、北側の日の当らない場所や水ハケの悪い場所では、湿気などで、カビやコケが生えやすくなります。

左の土系舗装の写真も、雨が降ると水溜りが出来、しばらくは水が引かないので、カビで少し黒ずんでいます。特にこの場所は、周囲より10cm程度低いので、水の流入が多く、一時的に水溜りが出来ます。

一方、アスファルトやコンクリート舗装は排水性舗装なので、勾配をとっておれば表面を水が流れるので、カビやコケは生えにくいのですが、それでも日陰のジメジメしているところでは、カビやコケが生えてきます。

土系舗装は、アスファルトやコンクリート舗装と異なり、透水性舗装なので、表面は乾きますが、透水した水が土系舗装の下の方に溜まったままになると、構造上、やがてカビやコケが生えてくる可能性が大きくなります。

カビやコケを防ぐには、水溜りを作らないように透水した水が排水されるための勾配をとったり、排水溝を設置したり、水の流入する箇所を遮断することなどで、カビやコケが発生する原因を最小限に抑えることが重要です。特に日陰や風通しが悪いところは注意してください。

土系舗装は、水ハケをよくして、土舗装が乾燥したいい状態を維持することが、なによりのカビ・コケ対策になります。

 

カビで困っている場所で、防カビ対策として塩素系カビ取り剤以外に、消石灰をジオベストに混ぜる方法もあります。また、消石灰は土舗装の上に撒くだけでも効果があります。しかし、消石灰は強アルカリ性なので、目に入ると危険な物質です。カビが生育するのは、pH2pH8.5なので、強アルカリの消石灰をカビ対策として使用すると防カビ効果はありますが、弊社は環境にやさしい中性域にある固化材料としてジオベストを推奨しているわけなので、当方から強アルカリ性の消石灰の使用をお勧めできません。使用される場合は、危険性を知った上で、自己責任において安全にご使用ください。