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真砂土にジオベストを12%混合して土質改良を行った場合の力学的特性は、左記のようになります。
ジオベストの主成分である酸化マグネシウムは、土中の水分により水和されて、水酸化マグネシウムとなり、さらに炭酸ガスと反応して塩基性炭酸マグネシウムを形成します。これが土粒子同士の接着をもたらします。また、水酸化マグネシウムは、土のシリカと反応してマグネシウム・シリケート水和物として硬化する一方で、混合されている金属塩類に水酸化マグネシウムが反応して硬化します。
一般にセメント強度の伸びは長期強度で約1.4倍(2週強度に対して)ですが、酸化マグネシウムの場合約2.0倍以上(10日強度)強度が上がります。これは酸化マグネシウムが結晶結合のほかに、上記のような土の中にある金属と反応を続ける事で強度が上がり続けるからです。
固化材添加率と圧縮強度の関係をグラフ化してみると、固化材添加率の増加に伴って圧縮強度が比例して大きくなっていきますが、含水比の変化に依存する傾向が強く、最適含水比付近が一番強度が出るという結果になりました。
このことから、土舗装及び防草処理において、土質及び施工条件による、最低添加量を決めております。