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ジオサプライ合同会社
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冬の寒さが信じられなくなるほど暖かくなり、春の息吹が感じられるこの頃となりました。
ジオベストは、酸化マグネシウム系土舗装固化材ですので、土を固める土質改良が主な用途ですが、土系舗装以外にもいろいろな用途にご使用いただいております。
その1つが防草です。
本当は雑草が芽を吹く前の寒い季節に防草処理すれば、発芽前なので、防草効果は一番期待できます。
しかし、冬季の寒さで、固化するために使用する水が凍結し、固化不良を起こしやすく、土系舗装の方は、少し暖かくなった今頃からが一番作業がしやすいといえます。
ジオベストは、除草剤ではありませんので、雑草を薬剤で枯らすわけではありません。
雑草の発芽には、窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)といった植物にとっての養分が非常に重要です。
特に、リンが欠乏すると、発芽及び生育が強く抑制されます。
植物にとってリンは、植物の生命でもあります光合成や植物細胞の代謝と分裂に不可欠な栄養素だからです。
窒素は、欠乏すると、葉は大きくならず生育が悪くなります。
リンと同じように発芽時期ほど必要とされる栄養素です。光合成に必要な葉緑素も窒素化合物です。
カリウムは、発芽初期だけでなく、成長していく段階でも必要な栄養素です。
よって、カリウムが欠乏すると、植物の成熟が遅れます。
ジオベストは、これらの植物にとっての3大養分を植物が吸収できない姿に変えることで、雑草の発芽を抑止します。
それでは誰でも簡単にできるジオベストを使用した防草処理の方法をご紹介させていただきます。
左は防草処理をする前の写真です。
ジオベストは雑草を枯らすわけではありませんので、生えている雑草を刈り、除去します。そして、出来る限り除根をしてください。
左は、大雑把ですが、除草をしたところの写真です。
特にアシ、稲草、スギナなどは長根の雑草は表層を突き破って出てくることがあるので、出来るだけ除根まで行います。
次に、固化材と土が混合しやすいように、鍬を使って耕します。耕すことで、残っている根を取り除くことが出来るし、土も乾燥するので、この後の作業がやりやすくなります。
よって、雨上がりや土が湿っている時は避けましょう。
ダマができると、その中の雑草の種から発芽することがありますので注意しましょう。
左の写真は、耕した土の上に、均等にジオベストを散布したところです。
使用するジオベストの量は、ジオベスト20kg入り1袋で、約3㎡が目安です。
左の写真は、土と固化材を混ぜているところです。
固化材は白色に近い色をしているので、混ぜると土の色が少し明るくなったような感じになります。
よく混ぜるとムラがなくなり、白色が消えます。
次に転圧をします。
ジオベストを混ぜることで植物にとって栄養のない土にする以外に、こうして板を置き、上から踏んで土を固めることで、さらに雑草が芽を出しにくくなるため、防草効果がアップします。
固めるといっても機械を使って転圧をするわけではないので限界はありますが、それでもある程度の硬さになります。
最後に散水をします。
これはジオベストの主成分である酸化マグネシウムが水和反応により、水酸化マグネシウムになり、さらに二酸化炭素と反応して土の粒子同士を結びつける接着剤になるからです。
散水の量は水和反応のためだけに水が必要であり、多くの水を散水すると、固化材が流れてしまうので、何回かに分けて軽く散水しましょう。
これで防草対策は完了です。