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ジオサプライ合同会社
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雑草の生長には、温度、光、水分、土壌環境等が大きく関与し、特に土壌環境(成分、養分、土壌微生物、硬度)に影響があります。
植物の体はおよそ60種類の元素から成り立っています。
このうち植物に不可欠な養分は、16種類の元素からなり、みずからの体内で合成できないか、生成できても絶対的に不足するため、他からの補給が必要なものです。
よって、必須養分と呼んでいます。
O(酸素)、C(炭素)、H(水素)、は空気や水から供給されます。
植物はこれらを原料にして光合成を行い、糖やデンプンを合成します。
この3種類を除く13種類が根から吸収されます。
窒素、リン、カリ(カリウム)は発芽初期に必要な養分で、三大養分と呼ばれ、多量に必要なので、多量要素とも呼ばれています。
根の養分吸収には土壌微生物の存在があり、この微生物を介してアンモニアや硝酸となり、窒素やリンを吸収します。
ジオベストの防草とは土中のリン(土中には不動態リンと可給態リンがある)、窒素、カリ(カリウム)がジオベストの主成分である酸化マグネシウムにより不溶化される事で養分が無い土壌となるためです。
土壌のリンの含有量は決して少なくなく、火山灰土壌においても0.4~1%ぐらい含まれており、1aの土壌には40~100kgありますが、通常、植物に吸収される可溶態リンは10mg/100g以下です。つまり、土壌中のリンのほとんどは、不動態リンで、植物には吸収されません。
このわずかな植物が吸収できる可溶態リンを、ジオベストは10%添加するだけでさらに、80%以上、窒素の70%以上を固定化することができます。(リンは、リン酸マグネシウムに変化し、植物に吸収されないリンに変わります。リンが無くなるわけではありません。窒素はバクテリアによって分解した硝酸を硝酸マグネシウムに変化させます。)
ということは、植物が吸収できるリンや窒素はほとんどなくなり、雑草の発芽が抑えられる状態となります。
もともと日本は世界有数の火山国であるため、火山灰の土壌が国土の約16%に及んでおり、火山灰土壌は、土中のアルミニウムや鉄との反応により難溶性のリンが多く存在しているわけですが、リンは混入された酸化マグネシウムにより、さらに可給態リンの濃度を下げることが出来、その上、降雨(酸性雨)などによる還元が起こりにくい状態になるため、長期にわたり防草効果が持続できます。
では、このジオベストで固めた土系舗装を崩して植物が育つ土壌にしたい場合はというと、新たにリンや窒素などを含む肥料(リン酸はリン酸塩、窒素を取り込むには、アンモニウム塩、カリウムはもちろんカリウムの塩の形で供給)を人為的に与えることで、元の植物が育つ土に戻すことができます。
これがジオベストの防草メカニズムなのです。