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施工する前に、「必ず含水比を測定しましょう。」
なぜ測定する必要があるのかというと、多くの水は強度を低下させるからです。
ジオベストやジオロックはコンクリートと同様に水和反応で固まります。
よって、酸化マグネシウムの水和物を得るだけの水があれば土舗装は十分に固まるという意味であり、それ以上の水は時間とともに蒸発すると、固化した土舗装の粒子と粒子の間に間隙を作ったり、乾燥によって小さなひび割れを起こし、強度低下の要因となるからです。
作業を容易にする目的で水を加えたり、工事前後に混合する土に雨がかかったりすると、結果として含水比が多くなり、想定していた強度や耐久性が不足し、表面剥離を起こします。
水分量と強度は反比例します。
事前の含水比測定は、余分な水に注意し、できるだけ適正含水比に近い水分量で施工して欲しいということなのです。
ほかにも冬期は水分量が多いと凍結しやすくなるということもあります。
水分量が多いと硬化に時間がかかります。
そして、硬化するまでの間に凍結して、水和反応ができなくなります。
また、水は、凍結すると体積が膨張して、せっかく固化したのに、破壊につながっていきます。
ジオベストは土と土の粒子を結合させますが、間隙に入った水は簡単に土舗装を壊してしまいます。
よって、水の流入や滞留にも気を付けないといけません。
冬季(12月~3月)の施工は極力しないというのが一番ですね。
また、土質も砂系、粘土系、シルト分が多いかどうかなどさまざまです。
土の含水比は採取する土によって、すべて違うので、事前に土質や含水比を知ることは重要なことなのです。
例えば、安山岩風化土は、真砂土(花崗岩風化土)に比べて、粘土分やシルト分が多いので、含水比も倍ぐらいあります。
ということは、施工前に曝気乾燥させておく必要があるわけです。
結論は、水分量と強度は反比例するので事前に測定して、適正含水比を守るっていうことが土舗装には重要ってことになります。
土舗装は簡単ですが、失敗しないようにきっちりポイントを抑えてから行いましょう。