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土の自然状態における含水比を自然含水比と呼びます。自然含水比によって加水量を決めるので、含水比試験は土舗装の中で最も重要な試験になります。
水が多いコンクリートと同じで、土舗装も水が多すぎると乾燥収縮でひび割れやクラックが発生したり、ノロが浮いてきて薄く剥がれることが起きます。いずれも施工時はきれいに見えますが、時間の経過とともに強度が弱くなるのはシャブコンと一緒です。
しかし、コンクリートの場合は、隅々まで流し込むのでやわらかめに練ることが必要ですが、土舗装の場合は、材料を流し込むということはありませんので、含水比を測定して必要以上の加水をしないようにしましょう。
先日、施工立会いで現場に入りました。真砂土にはブルーシートが被せてあり、雨対策はバッチリでした。しかし、ブルーシートをめくってみると、多くの水滴がついており、ひと目で10%以上の含水比があるのがわかりました。確かに雨対策は必要ですが、晴れておればブルーシートをはがして、事前によく乾かしておくことが大切です。適正水分量以上の含水比がある場合、真砂土が乾くのを待ってから着手しましょう。含水比の多い土を使用すると、ひび割れやクラックが起きやすいといいましたが、それだけではありません。混合の際、ダマができ、混合不良が起きる可能性が高くなります。散水してないのにローラーに土がこびり付くようだと、これも水分量が多すぎるというシグナルと思ってください。できるだけ土は乾燥させてジオベストと混合すること・・・これが基本です。これさえ守れば、土舗装の施工は簡単で、きちんと仕上がります。